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調光(連動)範囲

ストロボの光は当然ながらカメラから遠くになるにしたがって弱くなります。

 

したがって、ストロボを使用するときは、ストロボの光が届き、適正露出が得られる距離の範囲を理解しておく必要があります。

 

ストロボの仕様書等に書かれている「調光(連動)範囲」というのが、適正露出が得られる距離の範囲を示しています。

 

したがいまして、撮影の対象物が「調光(連動)範囲」より近い距離にある場合は、露出オーバーとなり、遠い距離にある場合は、露出アンダーとなります。

 

また、使用するレンズによっても光の届く距離は変わりますし、ズームレンズを使用する場合も、広角側と望遠側とでは光の届く距離が変わってきますので、「調光(連動)範囲」も変わってきますので注意が必要です。

 

ストロボの仕様書等に書かれている「調光(連動)範囲」も対応するレンズの種類が併記されていますので確認してください。

照射角

照射角はストロボが発光する光の広がりの角度です。

 

現在のカメラのレンズはズーム機構が付いているものが多いので、現在のストロボはレンズのズーム機構に対応して照射角も変化するようになっているものが多くなっています。

 

ストロボの仕様書に書かれている照射角は、角度ではなく、その角度に対応するズームレンズの焦点距離が表示されています。

 

たとえば、ズムレンズを広角側から望遠側にズームしますと、それに対応してストロボの照射角も広い角度から狭い角度に収束されます。

 

よって、ストロボの光量を無駄なく使うことが出来るようになっています。

 

ストロボの発光量が一定の場合、照射角が広い場合と、狭い場合を比較したとき、当然ながら狭い方が広い場合に比べて光の量が収束されますので強い光となります。

 

したがって、狭い方が広い場合に比べて光の届く距離も長くなり、ガイドナンバーも大きい値となります。

 

したがいまして、前回述べましたガイドナンバーの値を見る場合は、照射角がどの場合のガイドナンバーであるかを確認する必要があります。

 

仕様書に書かれているガイドナンバーの表示の方法もメーカーによって違っていますので、ガイドナンバーのみを比較するのではなく、対応する照射角を確認する必要があります。

 

一般的には、ストロボの仕様書には、それぞれの照射角に対応するガイドナンバーが細かく書かれています。

GN(ガイドナンバー)

GN(ガイドナンバー)とは、ストロボの最大発光量を表す単位で、ISOが100のときの1メートル離れたときの絞り値を表しています。

 

絞り、撮影距離、ガイドナンバー、ISO感度 の関係は、次の式に表されるような関係にあります。

 

 

たとえば、ガイドナンバーが40、撮影距離が10メートル、ISO感度が100の場合は、

 

 

つまり適正な絞り値は、F4 になります。

 

同様に撮影距離が20メートルの場合の適正絞り値は、F2

撮影距離が5メートルの場合の適正絞り値は、F8

ということになります。

 

一般的にはカメラの仕様書には、ISO感度が100のときのガイドナンバーを表示していますが、100でない場合もありますので、比較する場合は確認しておきましょう。

 

上記の関係の式から、ISO感度を4倍の400にすると、撮影距離は2倍になります。

ISO感度を16倍の1600にすると、撮影距離は4倍になります。

 

レンズには単焦点レンズとズームレンズがありますが、最近はズームレンズを使用する機会が多いようですが、ズームレンズの場合は、広角側と望遠側で画角が変わってきますが、ストロボの場合は、照射角があり、この照射角はレンズの画角に合わせて変化するようになっています。

 

つまりレンズの広角側ではストロボの照射角も大きくなりますが、レンズを望遠側にすると、ストロボの照射角もそれに合わせて小さくなります。

 

元々のストロボの最大発光量は変わりませんので、照射角が大きい場合と小さい場合とでは、小さい場合の方が光は分散されず収束しますので、光は強くなりガイドナンバーも大きい値となり、遠くまで届くことになります。

 

したがってガイドナンバーを比較する場合は、照射角がいくつの場合のガイドナンバーあるかを調べる必要があります。

 

このガイドナンバーの表示の仕方はメーカーによって違っていますので、比較する場合は、条件を同じにして比べる必要があります。

 

私が持っているキヤノンのスピードライト 430EXⅡ の仕様には次のように書かれています。

 

ガイドナンバー : 43(照射角105mm ISO100.m)

 

つまりレンズの焦点距離が105mmのときのガイドナンバーが43であることを示しています。

 

また、照射角の違いによるガイドナンバーの違いについて、次のような表が書かれてあります。

 

siyou2

 

つまりフル発光の場合、照射角が14~105に変化することによって、ガイドナンバーも11~43まで変化します。

 

なお、照射角に書かれてある数字は(mm)となっていますように、角度ではなく、対応する焦点距離を示しています。

 

 

ストロボの性能

各ストロボには性能を表す項目があります。

 

ストロボを選ぶ場合は、仕様に書かれてある項目についてよく理解して、購入の際などの基準としてください。

 

私が持っている キヤノン スピードライト 430EXⅡ の仕様には次のことが書かれています。

 

siyou1

siyou2

見えにくくて申し訳ありませんが、次回から主な仕様の内容につきまして解説していきたいと思います。

 

TTLオートストロボ

現在の多くのカメラに搭載されている内臓ストロボ、及び外付け用のストロボはTTLオートストロボ機能を搭載しています。

 

TTLオートストロボ機能とは、ストロボによって発光された光が被写体に当たって反射してきた光を撮影レンズを通してカメラ内部で測光して、適切な光量となるように制御する機能です。

 

したがって、同じ距離の被写体の場合、絞り値(F値)を変えると自動的に光量は変化し、それぞれの絞り値に対応した適切な光量となるため、出来上がった写真の明るさは同じになります。

 

このように、ストロボはアクセサリーシューの接点を介して複雑な情報のやりとりをおこなっています。

 

よって私たちはストロボを使わないときも、使うときも、難しく考える必要はなく、同じ感覚で撮影することができます。

 

したがいまして、TTLオートストロボ機能はカメラとストロボが他メーカー同士の場合は機能しませんので、必ず同じメーカー同士か互換機能を持ったメーカーである必要があります。

 

TTLオートストロボに対して、ストロボ本体に測光機能を持たせたストロボを外部調光ストロボといいます。

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